コードを書くスピードだけが上がった

agentic codingを始めてから、コードを書くスピードは間違いなく上がった。AIに指示を出せば、以前なら30分かかっていたコンポーネントが5分で出てくる。これでもう大丈夫かと思った。

だが実際は、コードが速く出てくるぶん、それをどこにどう組み込むかの判断が追いつかなくなった。業務の流れを理解しないままコードだけ量産しても、あとで手戻りが増えるだけだと気づいた。

AI時代に価値が変わるもの、変わらないもの

AIが代替できる人間にしかできない
コードを書く★★★★★★★☆☆☆
コードをレビューする★★★☆☆★★★★☆
業務フローを理解する★☆☆☆☆★★★★★
何を作るべきか判断する★★☆☆☆★★★★★
チームと息を合わせる★☆☆☆☆★★★★★
コード生成が超特急になったぶん、業務理解と設計判断の重要性はむしろ上がった。AIが書いたコードを正しい場所に組み込めるかどうかは、結局人間の理解にかかっている。

AI時代に意識すべき優先順位

  1. まず業務の流れを理解する。コードを書く前に、その機能が全体のどこに位置するのかを把握する
  2. AIに投げる前に、自分の中で要件を整理する。曖昧な指示は曖昧なコードを生む
  3. 生成されたコードをレビューするときは、差分だけ見るのではなく、周辺への影響も見る
  4. 一人で抱え込まない。周りと息を合わせて進める。認知負荷を一人でカバーしようとすると壊れる

昔よりもむしろ、チームが大事になった

AIがコードを書くようになって、個人の生産性は上がった。でもシステム全体を理解して、どこに何を作るかを決めるのは依然として人間の仕事だ。

AIの出力スピードに合わせて自分も高速で判断しようとすると、認知負荷が一気に上がる。むしろAIに任せるぶん、人間は立ち止まって考える時間を確保すべきだ。スピードを競っても勝てない。

結局、エンジニアとして大事なことは変わってなかった。何を作るべきか理解し、周りと息を合わせ、一人で抱え込まない。AIがどんなに速くなっても、この三つが抜けるとどこかで詰む。むしろ昔よりシビアになった気がする。

今日AIに投げる前に、そのタスクが全体のどこに位置するか、誰かと一言話してからにしてみてほしい。