3本のプロポーザルを書いた

ここ1ヶ月で、3つの技術カンファレンスにプロポーザルを提出した。フロントエンドカンファレンス、プロダクトエンジニアカンファレンス、PHPカンファレンスだ。

正直に言うと、採択されるかどうかはあまり気にしていない。プロポーザルを書くことそのものが、いまの自分を測る手段になっている。

なぜプロポーザルなのか

あわせて読みたい
理にかなった設計が、いつのまにか悪い設計になっていた話 エンジニアリング · 1分で読める
あわせて読みたい
このブログはagentic codingで作った。具体的な手順と構成をすべて公開する エンジニアリング · 1分で読める

コードを書き、プロダクトをつくり、日々改善をまわしている。でもそれがあっているのか、誰かにとって価値があるのかは、チームの中にいると見えにくい。同僚は親切だからフィードバックをくれるけど、それだけでは市場の評価とは違う。

プロポーザルはちがう。まったく知らない人たちが、自分の提案を「聞きたい」と思うかどうか。その判断は残酷なくらい正直だ。自分のやってきたことが、外の世界から見て関心を持たれるものなのか。その答えがプロポーザルの合否にそのまま出る。

人としての価値を確かめる

もうひとつ、書いているうちに気づいたことがある。

コードを書けることや技術を知っていることよりも、自分が何を見て、何を考えて、どう行動してきたか。それがプロポーザルの中身になる。テクニカルスキルじゃなくて、「この人は何を見てきたのか」が問われる。

プロポーザルを書くという行為は、自分の日々の行動を棚卸しすることだ。なにを課題だと思い、どう手を動かし、そこから何を学んだか。それに人が関心を持つかどうかで、自分の行動の質が測れる。

結果を待つ

採否が出るのはもう少し先だ。たぶん落ちるものもあるし、通るものもあるかもしれない。でもどちらでもいい。プロポーザルを書けたこと自体が、いまの自分が何に向き合っているかを整理する時間になった。

プロポーザルが通らなかったからといって、やってきたことの価値がゼロになるわけではない。たまたまその年は別のテーマが求められていただけのことも多い。数字ひとつで判断しすぎないこと。

採否の結果よりも大事なのは、書き終えたあとに「来年はこれで勝負したい」と思えるテーマが見えたことだ。それは自分ひとりで考えていても出てこなかった。

次にカンファレンスの募集を見かけたら、採択を気にせずプロポーザルを書いてみてほしい。書くことそのものが、いまの自分の立ち位置を映す鏡になる。